2019年11月14日木曜日

見てほしい

 各教室では、図工の時間「物語の絵」に取り組む姿が見られます。「物語の絵」は「本を読んで体験した感動や驚きなど」を絵に描き表したもの。お話の要素は使いますが、本に描かれたいわゆる「挿絵」とは別のもの。「感情」を「絵」として表すのはなかなか難しいものです。


 さて、今日は「全校国語テスト」の日。学年ごとに、漢字書き取りなどの問題に挑戦します。1年生は、100点をとった答案を持って、「見て、校長先生!」と次々に寄ってきます。そう、子どもは「見てほしい」「褒めてほしい」のです。
 とかく大人は、忙しいと、子どもが話しかけてきても「ちょっと待って。」「あとでね。」と言ってしまいがちですが、子どもは今聞いてほしいのです。ちょっと仕事の手を休めて、子どもの方を見て、「すごいね!がんばったじゃない。」と声をかけてあげたいものです。自分ががんばったことを家族や先生に褒めてほしいと思う心が満たされると、また次もがんばろうという意欲が生まれます。大人の対応が、子どものやる気を左右しているのかもしれません。