2019年2月27日水曜日

叱る?褒める?

 3月1日の6年生を送る会に向けて会場準備が進んでいます。また、卒業式に向けた歌や呼びかけの練習も毎日がんばっています。


台詞の書かれたプリントを真剣に見ながら練習する子ども達。でも、中に、プリントを開かない子や、机上に出すことすらしない子がいます。なぜでしょうか?

 しばらく観ていたらその理由がわかりました。プリントを開かない子や机上に出さない子達は、もう全部暗記していて、台本が必要ないのです。しかも、前後の友達の台詞も覚えていて、遅れることなく、台詞を正確に言っていました。担任の先生達はそれがもうわかっていて、「プリントを出して」などとは言いませんでした。
 私たち大人は、子どもの行動の「意味」をよく考えずに、子どもを叱ってしまうことがあります。それは、大人が考える「こうすべき」「こうあるべき」姿を基準に子どもの行動を見るからです。しかし、子どもは、それとは全く違う意識で行動することがあるのです。叱るどころか「褒めるべき行動」だとしたら・・・
 プリントを開かない、出さない子ども達は、そうすることで「先生、もう覚えたから僕を見て」という気持ちを表現しています。自信があるのです。「褒める」チャンスにするか、「叱る」機会にするか、大人の対応次第で子どものやる気は左右されるのかもしれません。

 2年生がクロスカントリースキーを体験していました。クロスカントリー用のスキーを履いて「鬼ごっこ」を楽しんでいます。恐ろしい鬼が追いかけてくるので必死です。焦れば焦るほど転びます。アルペンスキーのブーツと違って柔らかいシューズを履くので「足首を筋力で固める」必要があります。スキーのセンターにしっかり乗るのがこつです。

                                      恐ろしい鬼
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