2019年3月11日月曜日

今日思うこと

 卒業式呼びかけの部分練習風景です。ポイントは「抑揚の付け方」「言葉や文節のまとまりを意識する」でした。「抑揚」はなかなか直らないところもありますが、「言葉や文のまとまりを意識する」ことは比較的容易にできます。卒業式まであとわずかですが、より良いものを目指して練習は続くようです。

 学習も1年間の総まとめの段階です。教室ではこれまでの学習を振り返り、学んだことを使ったり、組み合わせて考えたりするような学習をしていました。社会生活の中では、様々な要素を考慮して、複雑な思考の末、周囲の人たちと協力しながら問題を解決するような場面がよくあります。学校での学習は、そうしたことの基礎を学ぶ場でもあります。それにしても、子ども達は本当に落ち着いて学習していました。すばらしい。


 今日は3月11日。忘れもしない震災のあった日です。地震や津波の被害、そして、原発の事故・・・復興や事故の後処理は遅々として進まず、未だに5万人を超える人たちが避難生活を余儀なくされているこの現実を突きつけられる日です。自然の家で被災者支援の仕事を約半年経験しましたが、4日間で毎日おにぎり1個か菓子パン1個しか食べられず、6カ所もの避難所を転々としながら、着の身着のまま飯豊の地にたどり着いた福島の人たちの、あの日の絶望に満ちた顔が忘れられません。私たちは、これからもこの現実に向き合い、前に進むしかないわけですが、この子達が生きるこれからの時代が「脅威」のない世界であることを心から願います。子ども達の笑顔がいつまでも続きますように・・・

 最後に、この土日、苗場スキー場でも優勝したレーサーは、こんな顔で滑ったそうです。